10代目と恋愛模様










「ねぇ、ツナ。眠いなら寝なよ」

「うーん。でも、まだ未処理の書類が・・・」

と目を擦るツナ。

その仕草はとても可愛く、10年前を思い出させる。

リング争奪戦から10年。

ツナは立派なボンゴレ10代目となり、あの可愛かった顔も大人びいてかっこよくなっていた。

だがこうして時々可愛い顔を覗かせる。

そのんなツナにドキドキが隠せないだった。

昔からだがツナはの心を掴んで放さない。

は駄目ツナと呼ばれていた頃から、心惹かれるものをツナから感じていた。

いつも一緒にいただが、正式に付き合い始めたのは最近だ。





ツナは優しい。

だから10代目の彼女になると狙われるって。

思ってたみたい。

でも私だってボンゴレの幹部だし、危険なんて慣れている。

それにツナと一緒にいられるなら、私の命ぐらい喜んで捧げる覚悟ぐらいある。

ま、獄寺君みたく表に出してないけどね。

だってそんなこと言ったらツナ悲しむもの。






好きよツナ。

でも恥かしいの。

最近ツナは直球でくるんだもの。

耳元で

愛してる

なんて反則よ。

恥かしくて、その日1日ツナの顔を見れなかった。






慣れって怖い。

そんな私も慣れてきて、今ではもう私からキスも出来るぐらい。

流石に人がいない所で・・・く、口は無理だけど。





ツナは真っ赤になった私を見て、穏やかに笑い、可愛いと言うの。

可愛いのはツナ。

ほら今だって、目を擦って。

ふふふ。





「眠いときにやっても効率悪いよ。だから少し寝てからにしない?」

「じゃあ、も一緒に寝よ?」

しょうがないな。

今日ぐらいは、恥ずかしがってないで彼氏のお願い聞いてあげましょうか。

「う、うん」

「愛してるよ」

と囁き私を腕の中に閉じ込める。