私は頭巾ちゃん?









「……此処どこだろう」


「もしかして私……」


「クフフ。おや、迷子ですか?」


怪しい声に驚きパッといきよいよく振り向く。


「キャー!!変態ぃぃぃいいいい!!!!!!?しかも南国フルーツ!!!!!!!!」


全力疾走で逃げ出そうとしただったが、変態パイナッポー骸にしっかりと腕を掴まれてしまった。


「!?変態とは失礼ですね。私は可愛い狼さんですよ赤頭巾ちゃん」


絶対逃がしませんよと気持ち悪い奇声をあげながら、掴んだ手に力を込める変態パイナッポー


「涎を垂らし、ハァハァいうしてれば立派に変態だから!!!」


(しかも何で赤頭巾ちゃんなのよ)


言葉を一端切り、また叫ぶ。


「それに狼は合ってるかもしれないけど、可愛くないからぁ!!しかも私赤頭巾ちゃんじゃないからぁぁぁ!!!!」

必死で逃れようと暴れつつもツッコミを入れる健気な(?)


「クフフ。照れ屋ですね」


(もうこんな変態パイナッポーと赤頭巾ごっこはしたくない!!)


(逃げるが勝ち!)


拘束する力が揺るんだ隙に抜け出し、死に物狂いで逃げ出す。


が、何処までも追いかけてくる変態パイナッポー。









意外にメルヘンだった
変態パイナッポー

(何で赤頭巾ちゃんなの?)
(赤いパンツ履いてたからですよvv)
(何故知ってるのよ!この変態め!!)