バナナの日はチョコバナナ
何時もの事ながらこいつは突然だ。
「ユウ、お祭り行こう」
「いきなりなんだ」
「今日お祭りあるんだて」
誰に聞いた。
余計なことを。
「行きたきゃ、一人で行け」
「えー。一人じゃつまんない!」
「俺は今から修行だ」
1日しないと、取り戻すのに3日かかるからな。
「勿論終わってから」
「駄目だ」
「行きたい行きたい行きたい」
「……」
御前は子供か!!
クソッ。
一度こうなったら止められねぇ。
「もういいよ!アレンやラビと行く!!」
「チッ」
モヤシと兎なんかと行かせるかよ。
「む、舌打ちしないでよ〜!!」
**********
「おい、来てやったんだから感謝しろよな」
「うん。ユウ、ありがとうvv」
俺はこの笑顔に弱ぇんだよ。
「ああ」
「処でユウ今日何の日か知ってる?」
「あぁ?……」
何かの記念日か?
「8月7日、今日はバナナの日です!」
はぁ?
知るわけねぇだろ。
「くだらねぇ」
「でもバナナといえば、チョコバナナだよね!!」
目をキラキラさせやがって。
「チョコバナナを目指してレッツゴー」
**********
「美味ひー」
「、食べながら喋るな」
それにしてもチョコバナナを口に咥える姿……エロいな。
「ユウも食べる?」
「俺はいい」
「そう?」
それより、早く食べてくれ。
御前を見てるとヤベェ。
エクソシストだって健全な男