バナナの日はチョコバナナ









何時もの事ながらこいつは突然だ。

「ユウ、お祭り行こう」

「いきなりなんだ」

「今日お祭りあるんだて」

誰に聞いた。

余計なことを。

「行きたきゃ、一人で行け」

「えー。一人じゃつまんない!」

「俺は今から修行だ」

1日しないと、取り戻すのに3日かかるからな。

「勿論終わってから」

「駄目だ」

「行きたい行きたい行きたい」

「……」

御前は子供か!!

クソッ。

一度こうなったら止められねぇ。

「もういいよ!アレンやラビと行く!!」

「チッ」

モヤシと兎なんかと行かせるかよ。

「む、舌打ちしないでよ〜!!」



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「おい、来てやったんだから感謝しろよな」

「うん。ユウ、ありがとうvv」

俺はこの笑顔に弱ぇんだよ。

「ああ」

「処でユウ今日何の日か知ってる?」

「あぁ?……」

何かの記念日か?

「8月7日、今日はバナナの日です!」

はぁ?

知るわけねぇだろ。

「くだらねぇ」

「でもバナナといえば、チョコバナナだよね!!」

目をキラキラさせやがって。

「チョコバナナを目指してレッツゴー」



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「美味ひー」

、食べながら喋るな」

それにしてもチョコバナナを口に咥える姿……エロいな。

「ユウも食べる?」

「俺はいい」

「そう?」

それより、早く食べてくれ。

御前を見てるとヤベェ。





クソストだって全な