機嫌よく今日のおやつを作る。
フリフリの白いエプロンに鼻歌まで歌っている。
秘かに思いそ寄せているスクアーロに食べて欲しいため、タップリ愛情を込めて作っていた。
「う"お"ぉい!何だこれぇ?こんなもん食ったら腹壊すぞぉ」
折角3時間もかけてようやく出来たぜリー。
スクアーロ言葉に自称、寛大なの堪忍袋の緒が切れた。
「こんなもので悪かったね」
ベシャッ
ゼリーがクスアーロの顔面にヒット!
「カスが」
捨て台詞をいいドスドスと怒り沸騰で、部屋を出ていった。
「御前本当に兄貴(ザンザス)にそっくりだなぁ」
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「あ、ゼリーあるじゃん」
ゼリーを手に取るベルをジッと見つめる。
「……」
冷や汗を掻きながら、2人を見守るルッスリアー。
そんな雰囲気をものともせず、ゼリーを食べるベル。
「すっげー美味しんだけど!」
「う"お"ぉい!本当かぁ?」
「スクアーロ。君、何処までも失礼だね」
「無神経」
「ったら3時間もかけて頑張ったものね」
「すげー根性」
3人は責めるような目でスクアーロを見る。
にいったては、ギュッとスプーンを握り締めていた。
そのスプーンもの握力によってちょっとづつ曲がりつつあった。
「悪かったなぁ。俺にもの作ったゼリーくれぇ」
曲がるスプーンに焦りを覚えたスクアーロはおもいっきて言った。
「しょうがないなぁ」
仕方ないとばかりにため息をつき…
「はい、あーん」
「う"「あーん」」
の目がマジだ。
が差し出す間にも、スプーンには圧力がかっかておりググググと曲がっている。
バッチリ見ていたスクアーロは観念して
「あ、あーん」
食べた。
「うめぇ」
愛情を一杯込めた
お菓子を食べて