恐怖の殺人予告状
彼女のを見つけて何時もの様にポンと肩を叩く。

「キャー!!!」

何故か彼女はガタガタと脅え飛び上がった。
俺が触って叫び声をあげるなんて……

「ツ、ツナぁ?」

俺が考えこんでいる内に、俺に気づき確認するように俺を呼ぶ。

「うん。俺だよ」
「ツナー!!!!!!」

俺が安心させる様にニッコリ笑った途端、ポロポロと泣きながら抱きついてきた。
む、胸があったって、それにいい匂いだな。
じゃなくて、がこんなに脅えるなんていったい何があったんだ。



*



「で、朝起きたら変な手紙が来てたってわけ?」
「うん。最近やけに視線を感じるな〜と思ったら今日この手紙が」






量産タイプの様へ

あなたのハートを指名手配中の骸です。
様はまるで打たれ強いガムテープのように有能な指導者ですね。
あなたを思うと激しくダンスを踊りながら110番せずにはいられません。
様のためなら、10年でも20年でも目薬を指しつつ 空中分解することもいといません。
「骸さんの青春ってあばれ馬みたいですね」
と無邪気に笑う様の横顔が忘れられません。

骸より

PS.夜道に注意。




「量産タイプって私何も作ってないし。しかも指導者とか意味わかんないし、会ったことないのにあたかも知り合いのように。夜道……やっぱり殺されるの?何だか意味不明の手紙だけど、きっとこれは殺人予告。嫌ー!!私殺されたくない!!!」

普通のじゃないけどどうみてもラブレターなのに勘違い!?
流石『付き合って』と告白されても遊びにだと勘違いするだけある。

「大丈夫これ殺人予告じゃないよ。ま、違う意味で危ない手紙だけど」

それにしてもこの変態め、俺の彼女にこんな事して唯で済むと思うなよ。
俺との中を邪魔する者は徹底排除だ!










手紙(ラブレター)は此方から引用させて頂きました。