鳥。その名もヒバード






「緑たなびく 並盛の〜♪」

イライライラ

「大なく 小なく 並がいい〜♪」

「煩い!ヒヨコ!!」

ギュっと黄色い鳥を掴む。

に掴まれた鳥はグギョッと変な声を出し、それ以降ピクリとも動かなくなった。

「ねぇ。僕の物に何してるの」

の後ろから急に聞こえてきた声。

雲雀恭弥だ。

「このヒヨコ「ヒバード」・・・」

しかし少しも驚くこと動揺することのない

「ヒバ・・・ヒバードが煩かったから黙らせただけだよ?」

「黙らせる?咬み殺したの勘違いじゃないの」

「・・・黙らせただけだよ」

黙らせたと言い、譲らない。

「もういいよ。さっさとヒバード放してくれない」

否定を許さない強い声とチャッキと構えるトンファー。

雲雀の怒りはMAX。

「うん」

そんな雲雀にも物怖じせず、悪びれもなくヒバードをした。

パタパタパタ

さっきまでぐったりしていたヒバードは、不思議と元気に飛んでいた。

「ほら、大丈夫。だから言ったでしょ?黙らせただけって」

眉をピックと動かし、ため息と吐く雲雀。

「偶々じゃないの?」

「違うよ」

「だったら、どうやったの?」

「え、これが、ヴァリアークオリティだよ」

「・・・今日から君達は≪愉快な仲間達≫って名前に変えなよ」

「えー如何して?嫌だよ。そんな変な名前」





「はぁ。君に何を言っても無駄だったね」









「緑たなびく 並盛の〜♪」

「大なく 小なく 並がいい〜♪」










愉快仲間達